~『ゆびさきと恋々』ミュージカル化によせて~
歌と音楽、ダンス、芝居を融合させて物語を届けるミュージカル。
ミュージカルにおける音楽には、心情や情景描写を表現し、物語を動かす役割があります。
A New Musical『ゆびさきと恋々』では、原作漫画では印象的な数々の“モノローグ”で描かれる豊かで繊細な雪の心情を、歌と音楽にのせてお届けします。
雪から溢れるたくさんの「心の声」を、色とりどりの音楽でお楽しみください。
そして、原作でも重要なシーンで登場する“手話”。
手話を一つの言語として様々な活動をする俳優の三浦剛さん、自身も聴覚障がいを有する女優の忍足亜希子さんの監修のもと、原作同様「日本語対応手話」を用い、手話による気持ちのやりとりも大切に描きます。
聴こえること、聴こえないこと、すぐに会えること、遠く離れていること、言語が同じこと、違うこと、好きだと言えること、言えないこと。
どんな状況にあっても変わらず大切にしたい、互いを感じ、想い、伝えあう気持ちが描かれた『ゆびさきと恋々』。
原作から受け取った想いをミュージカルという形に変えて、舞台版オリジナルのエンディングにより、身の回りにちょっとだけ優しく目線を向けられる心と、一歩踏み出す勇気をあなたに贈ります。
歌声、表情、そしてゆびさきから、たくさんの想いを受け取ってください。
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